特集:
2008/04/21 日記<ジェーシービー>
ジェーシービー
株式会社ジェーシービー(英語|英称:''JCB Co., Ltd.'')は、日本のクレジットカード会社である(以下、株式会社ジェーシービーを「ジェーシービー」という)。国際ブランド(JCBブランド)運営・イシュイング(カード発行)・アクワイアリング(加盟店契約保有)等を行っている。
概説
日本のクレジットカード業界では最大手であり、2007年3月末現在で、会員数は約5,575万人(内約336万人が日本国外発行のカード)、加盟店は世界190の国と地域で約1,350万店である。日本国内の他のクレジットカード会社と異なり、自身が国際ブランドを運営しているという特殊性がある。ICカード開発で先行しており、また、オリックス (企業)|オリックス株式会社と包括的な業務提携を行う事で決済ソリューションの強化に注力している。社名は前身の「日本クレジットビューロー」(''Japan Credit Bureau'')の頭文字から、JCBブランドマークの青・赤・緑は、設立に関わった当時の旧UFJ信託銀行|東洋信託銀行(青)・旧日本信販(赤)・旧三和銀行(緑)のコーポレートカラーを採ったものであった(なお、現在では、東洋信託銀行は三菱UFJ信託銀行に、日本信販は三菱UFJニコスに、三和銀行は三菱東京UFJ銀行になっている)。歴代社長は旧三和銀行から副頭取クラスが代々派遣されていた。その後の銀行再編により、設立母体はいずれも三菱UFJフィナンシャルグループになっているが、同グループは当社をグループ会社扱いしていない(同グループの「色」に染めるには大きくなりすぎており、独自色を発揮するほうが得策、と双方が考えていると思われる)。2007年6月1日からは、1968年以来長年親しまれてきたエンブレムのデザインを39年ぶりに変更し、従来のイメージを踏襲しながらも新しいデザインになっている。この変更時に、青は責任感、赤は活力感、緑は親近感をそれぞれ表現しているものであると新たに定義づけがなされた。ブランドのスローガンは『うれしいを、しっかり。』(日本国内向け)・『Good times start here.』(国外向け)。海外進出当時はある意味でその無謀さを「ドン・キホーテ カード」と言われたこともある。また、一部では日本国産ということから「サムライカード」という愛称を用いられる場合が稀にある(文芸春秋社刊 湯谷昇羊著 「サムライカード、世界へ」にサムライカードの記述あり)。*本社等の所在地
本社:東京都港区 (東京都)|港区南青山五丁目1番22号 青山ライズスクエア
JCBカードセンター:東京都三鷹市下連雀七丁目5番14号
大阪支社:大阪府大阪市中央区 (大阪市)|中央区北浜東4番33号 大阪大林ビル
その他支社多数
沿革
JCBブランド
JCBは、日本クレジットカード業界で唯一、日本を発祥とする。世界の5大クレジットカードブランドのひとつ(ユニオンペイ・ネットワーク|UnionPayを含める場合は6社)である。JCBのロゴマークを付けたクレジットカードは全てがJCBカードであり、世界各国及び地域のJCBの加盟店で利用する事が出来る。また、#JCBブランドのサービス|JCBブランドのサービスを利用する事が出来る。但し、キャンペーンは全ての#JCBブランドカード発行会社|JCBブランドカード発行会社が対象となるとは限らない。
加盟店
日本国内の加盟店
American Express International, Inc.(アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド)日本支社及びシティカードジャパン株式会社と提携していて、JCBに加えてAMERICAN EXPRESS及びダイナースクラブ|Diners Clubの各ブランドの加盟店も取り扱っている(一部を除く)。また、米ディスカバーカード|Discoverとも提携し、2008年春にJCBの加盟店で同ブランドのクレジットカードも利用する事が出来るようになる予定であり、逆に、2007年秋に米国の同ブランドの加盟店でJCBカードを利用する事が出来るようになる予定である。
日本国外の加盟店
日本国外の展開国数(地域を含む)は、1981年に初の加盟店を香港で獲得したのを始まりとして、1987年に100か国を、1996年に160か国をそれぞれ超えた。また、日本国外の加盟店数は、2002年に500万店を超えた。
JCBブランドのサービス
空港ラウンジ
ゴールドカード会員で、ジェーシービーが提携している各地の空港ラウンジがカードホルダー本人に限り無料で利用出来る。ブランド発行会社のJCBゴールドカードでも利用出来る。
海外旅行関係
日本人が来訪する頻度が多いと思われる、南米・中東・アフリカを除く世界の主要都市に設置されており、現地のJCB加盟店の紹介やイベント券の取得代行、カードの利用方法などについて、基本的に日本語で案内してくれる。JCBカードの提示が必要。国内に「JCBプラザ東京」があるが海外来訪者向けのもので、国内発行のJCBカードでは利用できない(併設されている「JCBサービスデスク青山」を利用することになる)。*その他サービス
:空港サービスデスク、ショッピング・ダイニングパスポート、
:「海外メディカルホットライン」などのサービスもある。
優待など
キャンペーン
JCBグループのJCBカードのみを対象とするものと#JCBブランドカード発行会社|JCBブランドカード発行会社も対象とするキャンペーンがある。*JCB Magical-年初から秋頃までに応募すると、クリスマスの時期に東京ディズニーリゾートのペアパスポートまたは会員向けのスペシャルデーに招待される賞品が抽選で当たるキャンペーンで毎年行われている。その他不定期に各種キャンペーンが行われている。
JCBカードの発行形態
3種類の発行形態
JCBカードは、
の3種類の会社等によって発行される点に特徴がある。ビザ|VISAやマスターカードは、Visa International Service Association 自身や MasterCard Worldwide 自身はクレジットカードを発行しない。
日本国内でのJCBカードの発行形態
:''具体的な発行会社は「#日本のJCBカード発行会社|日本のJCBカード発行会社」を参照。''ジェーシービーが流通系クレジットカード会社・信販などと提携し、これら#JCBブランドカード発行会社|JCBブランドカード発行会社(以下提携会社)が発行するクレジットカードでもJCBの加盟店で利用する事が出来るようにしたものがある。提携会社が発行するJCBブランドカードの審査・発行・請求・問合せなどの各業務は当然であるが提携会社が行う。提携会社が発行するJCBブランドカードは、提携会社のサービスに加えて#JCBブランドのサービス|JCBブランドのサービスを利用する事が出来る。
JCBグループが発行する主なクレジットカード
= プロパーカード
=年会費は税込。提携カードは提携カード項に掲載の事。2002年頃から使われている本体と一部FC会社発行の券面デザインは、中央に銀河の渦巻きが描かれており、種類によってその全体色とロゴタイプの色が変わる。一部にはQUICPay機能を搭載したカードもラインナップされている。;JCB一般カード
:ごくスタンダードなカード。学生は入会できない。年会費は1312円。;Type Select JCBカード
:本人または配偶者に安定継続収入のある者に加え、学生も入会できる。年会費無料。;JCBジェイ・ワンカード
:グレー地に黒文字。学生専用カードで在学期間中は年会費無料。;レディス
:ラベンダー色地に黒文字。一部のFC会社で発行されている女性専用カード。年会費等は一般カードと同等。;JCBグランデ
:エメラルド風の地色に黒文字。旅行保険機能が強化されたもの。プロパー・提携カードの表面左上に「GRANDE」表記があるのが多い。年会費は2625円;JCBゴールド
:スタンダードなゴールドカード。「犯罪被害傷害保険」や「空き巣被害見舞金」が付帯されているのが特徴。2004年度からネクサス(ヤングゴールドカード)を統合した為、入会資格が20歳以上となり、限度額も低めに設定(50万円〜)されている。年会費は1万500円。;JCBザ・クラス
:黒地に金文字。JCBでの最上級カードで、利用実績または年収等で入会が許されるもの。バブル期に「スーパーゴールドカード」として発行。近年、航空券・ホテルのアップグレードや24時間のコンシェルジュ等のサービスの充実化により、他社のブラックカードと同等の価値を確立し始めている。限度額に関して一律の制限は設けられていないが、入会当初は300万円程度が目処とされている。年会費は5万2500円。
= 支払可変型
=:地紋が旧JCBデザインで水色。
:2001年に発行開始されたアルバラは、使った分全てがリボ払い(あるとき払い)となり、OkiDokiポイントが通常の2倍積算となる。また、リボルビング専用では初めて未成年学生にも発行するカードであり、若年層をターゲットにしたものである。
:規定の締め日までにその利用分(残債)全額を翌月一括払いに(指定)する事で、リボの手数料(利息)がかからずにポイント2倍とする技も有ってか、発行開始から暫くの間人気カードとなった。
:その後2004年からは総限度額をカードローン利用に充当した「Arubara〈タイプL〉」も発行開始している。;X-Times(エックスタイムス)
:白黒地に黄色文字。
:X-Timesは「あるとき払い」ではなく、締め日までに指定が無ければ原則全ての利用分が「分割10回払い」となるもので2001年から発行開始された。
= 付加価値型
=:女性向けのカードとして、特徴有る3~4種類のデザインから券面が選べ、美容院やブティックなどでの優待サービスが豊富。明細書に化粧品等の試供品がよく同封される。年会費相当(データ維持料)は毎月105円で一定条件を満たせば無料。男性でも入会できる。
:年度や時期によってさまざまなキャッチコピーがある。;U-29(アンダー29)JCBカード
:男性で29歳以下をターゲットに2003年11月から断続的に10ヶ月間限定で試験発行されたカードで、LINDAの男性版のようなサービスを備えていた。券面が全面黒色でクールなカード。;E.GO(イーゴ)
:U-29を進化させたもので「男を磨く」をコンセプトにしており、それに沿った内容の会報誌等が明細書に同封される。
:限度額3万円の一括払い専用の「SakuttoCashing」や利用額1%キャッシュバック、プレーンな3種類の券面デザインが特色の他、LINDAとのコラボレーション企画(LINDA女性会員と合わせて優待など)も不定期に行われている。月会費105円で一定条件を満たすと無料。
= 提携カード(鉄道)
=日本国外でのJCBカードの発行形態
MyJCB
インターネットで各種照会・資料請求・JCBギフトカード/QUOカードの購入・利用限度額増枠申請などが行えるサービスである。尚、MyJCBはカードの番号が「354」から始まる16桁であるJCBカード(一部を除く)の会員が利用する事が出来る為、JCBグループが発行するJCBカード(一部を除く)の会員の外、#JCBブランドカード発行会社|JCBブランドカード発行会社の一部が発行するJCBブランドカードの会員も利用する事が出来る場合がある(株式会社アイワイ・カード・サービスが発行する「アイワイカード・JCB」など)。
その他
ポイントサービス
:JCB STAR MEMBER'S
クレジットカード事業以外の事業内容
金券類発行事業
JCBギフトカード
JCBギフトカードは、JCBブランドの全国共通商品券である。国内のJCBカード加盟店の内ギフトカード契約をしている50万以上の店舗で扱えるが、他社同様チェーン店以外の市中の物販・飲食店では取扱表示をしていないところが多い。JCBギフトカードは、ジェーシービーの他に、イオンクレジットサービス・日立キャピタルなどブランド発行会社と、全日本空輸|全日空や丸井今井など一般企業と提携したものが存在し、提携JCBギフトカードは、券面は通常のものと同一デザインで、提携会社のロゴマークや「XXXX(提携会社の通称名)GIFTCARD」表記が成されている。また、1990年代から1999年を中心に高額(1万円)券を中心に偽造券が大量発生したため、2000年にデザインを変更。横約1.1センチメートル幅の模様が変化するホログラム・潜像模様・マイクロ文字・深凹版印刷など、紙幣に匹敵する偽造対策を盛り込んでいる。現在は5千円券と千円券のみ発行。2007年6月よりジェイティービーと提携事業開発会社、株式会社J&J事業創造を設立を設立したことにより、「JTBナイスシリーズ」と統合し新券面に。JCBギフトカードの他にも、「ヨドバシカメラ商品券」のような、自店内のみ扱える商品券の受託発行も行っている。
JCB QUOカード
JCB QUOカードは、2005年のジェーシービーと(株)クオカードの業務提携によって2006年から発行が開始されたQUOカード。JCBギフトカードが取り扱えずにQUOカードが使えるコンビニエンスストア等での利用を想定した新たなギフトカードとしてジェーシービーから発行されるが、使い勝手はQUOカードと全く同一である。
クレジットカード業務受託事業
株式会社アイワイ・カード・サービス
「アイワイ・カード・サービス」参照。
小田急電鉄株式会社
従来小田急百貨店のハウスカードと各種ポイントカード発行のみであったが、2004年から小田急電鉄|小田急グループ共通のポイントカード(OPカード)と、三菱UFJニコスのライセンスによるVISA/MasterCardブランド及びJCB提携の小田急カード|OPインターナショナルカードを発行するのにあたり、OPインターナショナルJCBカードと従来のハウスカード 及び ポイントカードの会員募集以外の業務を全てアイワイカードと同じくジェーシービーへ、OPインターナショナルVISA/Masterカードに関する会員募集以外の業務を三菱UFJニコスへそれぞれ委託している。
西日本旅客鉄道株式会社
三菱UFJニコス(UFJカード)のライセンスによるVISA/MasterCardブランド及びJCB提携のJ-WESTカード発行にあたり、JCBカードの業務の一部をジェーシービーへ、VISA/Masterカードの業務の一部を三菱UFJニコスへそれぞれ委託している。
決済ソリューション
ジェーシービーはクレジットカード事業と並行して以下のサービスを行っている。
また、taspoの電子マネー機能(ピデル)の運営管理事務も受託している。
ジェーシービーのシステム開発
不正使用検知セキュリティシステム
ジェーシービーは、2004年5月26日に、クレジットカードの不正使用検知セキュリティシステムの「JCB Aegis」(イージス)を導入した。それまで使用されていた「FDS」(Fraud Detection System)に複合させる形で導入されたもので、試行導入された2003年10月から翌年5月頃までの約半年間で、不正被害金額を前年同月比約3割〜4割削減する実績を挙げたものであるhttp://www.jcbcorporate.com/news/dr-321.html。
次世代システム開発
ジェーシービーでは、2003年に発表した「JCB 経営ビジョン2010」という経営戦略に基づき、次世代システムを開発中であるhttp://www.ciojp.com/contents/?id=00003657;t=22。この次世代システムの開発は2004年9月に発表されhttp://www.jcbcorporate.com/news/dr-344.html 、 http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NIS/JIREI/20050426/160164/、2005年2月には日本信販(当時)及びUFJカード(当時)もこのジェーシービーのシステム(システム全体の内、業務系基幹システム及び災害対策システムが対象。)をベースにすることが発表されたhttp://www.jcbcorporate.com/news/dr-381.html。このシステムは2007年度中に本格稼動開始を予定しているhttp://www.jcbcorporate.com/news/dr-540.html。
加盟する信用情報機関
クレジットカードなどの信用審査を行う為に全国銀行個人信用情報センター、株式会社シー・アイ・シー及び株式会社シーシービー、株式会社テラネットにそれぞれ加盟している。
日本のJCBカード発行会社
ここでは、日本のJCBカード発行会社を挙げる。但し、会社法に定める会社以外の法人も含まれる。
JCBグループ
JCBブランドカード発行会社
協賛・スポンサー
協賛活動一覧
ミクロアドベンチャー!(東京ディズニーランドにある、ジェーシービーがスポンサーになっているアトラクション)
ストームライダー(東京ディズニーシーにある、ジェーシービーがスポンサーになっているアトラクション)
東京ディズニーリゾートとの関係
JCBは、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの参加企業(スポンサー|オフィシャルスポンサー)としても有名である。東京ディズニーリゾートの参加企業として提供しているのは、「ミクロアドベンチャー!」(ランド)・「ストームライダー」(シー)の2つのアトラクションである。また、東京ディズニーリゾートの「オフィシャルカード」にもなっている。両パーク内では、ジェーシービー以外の主要クレジットカードも使うことができるが、JCBがオフィシャルカードとして、レジなどで大きくロゴが掲げられていることから、JCB以外のカードは使用できないと誤解している利用者もいる(但し、JCBのギフトカードはオリエンタルランドの敷地内ではイクスピアリ・ディズニーホテルを除き使用できない)。また、カード利用者を対象とした3万人規模の「東京ディズニーリゾートご招待キャンペーン」を頻繁に開催している。なお、世界のディズニーパークの中で、ジェーシービーがオフィシャルカードになっているのは東京ディズニーリゾートのみで、他のパークではアメリカ合衆国|アメリカ・ウォルト・ディズニー・カンパニー|ディズニー社とスポンサー契約を結んでいる「ビザ|VISA」がオフィシャルカードになっている。また、イクスピアリではオリエントコーポレーション|オリコカードのブランドで提携カードを発行しているほか、非接触決済方式にはマスターカード|MasterCardのPayPassを採用している。その他
脚注
関連項目
外部リンク
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