特集:
2008/05/27 日記
QUICPay
QUICPay(クイックペイ)は、「Quick & Useful IC Payment」の略で、モバイル決済推進協議会(MOPPA)が推奨する決済サービスである。概要
ソニー株式会社のFeliCaを用いた非接触決済方式であり、株式会社ジェーシービー(JCB)及びイオンクレジットサービス株式会社が開発し、JCBは2005年4月4日からサービスを開始している。一方、イオンクレジットサービスはQUICPayではなくこれと同様のサービスである株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)のID (クレジット決済サービス)|iDを採用し、サービスを開始している。QUICPayは、#QUICPayに対応しているクレジットカード|QUICPayに対応しているクレジットカードに紐付けて利用するものであり、QUICPayの利用分は紐付けられたクレジットカードの利用分に合算して請求される(トヨタファイナンス株式会社の#おサイフくんQUICPay|おサイフくんQUICPayを除く)。JCBが開発した経緯から、JCBブランドのクレジットカードを持っていなければ利用する事が出来ないと誤解されがちであるが、JCB以外のクレジットカード会社が発行するQUICPayに対応しているクレジットカードであればJCBブランドでなくても利用する事が出来る(QUICPayに対応しているクレジットカードを発行するクレジットカード会社の判断で特定の国際ブランドのみQUICPayに対応させる事は有り得る)。また、おサイフくんQUICPayであれば、QUICPayに対応しているクレジットカードの会員でなくても利用する事が出来る。MOPPAに拠れば、2008年3月31日|3月末現在の会員数は、390万人である。利用方法
QUICPayは、クレジットカードにFeliCaを搭載した「#クレジットカード + QUICPay|クレジットカード + QUICPay」、QUICPay専用のカードである「#QUICPayカード|QUICPayカード」(株式会社アイワイ・カード・サービスが発行するnanacoカードのQUICPayの機能を利用するものを含む)又はFeliCaを搭載した携帯電話(おサイフケータイ)を用いる「#QUICPayモバイル|QUICPayモバイル」のいずれかで利用する事が出来る。但し、いずれか一方にしか対応しない会社やサービス(#おサイフくんQUICPay|おサイフくんQUICPayなど)もある。 クレジットカード + QUICPay
クレジットカードにFeliCaを搭載し、QUICPayを利用する事が出来るようにしたものであり、JCBやトヨタファイナンスが発行している。 QUICPayカード
キャリアとしては、au (携帯電話)|au(KDDI株式会社及び沖縄セルラー電話株式会社)、SoftBank(ソフトバンクモバイル株式会社)及びNTT DoCoMo(NTTドコモ|NTTドコモグループ)がQUICPayモバイルに対応している。JCB・トヨタファイナンス・株式会社クレディセゾン(以下「セゾン」)・三菱UFJニコス株式会社がKDDIとそれぞれ提携し発行する「KDDI THE CARD」及びセゾンがソフトバンクモバイルと提携し発行する「SoftBankカード」がそれぞれQUICPayモバイルに対応しているほか、その他の#QUICPayに対応しているクレジットカード|QUICPayに対応しているクレジットカード(#QUICPayカード|QUICPayカードのみ対応するものを除く)及び#おサイフくんQUICPay|おサイフくんQUICPayで利用する事が出来る。一つのおサイフケータイに一つのQUICPayしか登録する事が出来ない為、QUICPayモバイルに対応するクレジットカードを複数持っていても一つのおサイフケータイで使い分ける事は出来ない。経緯
前史
1999年
JCBは、1999年にオープンしたお台場パレットタウンにあるメガウェブ館内のアトラクション・売店利用料の支払に利用出来る、独自方式の非接触ICカード「MEGA WEB Member's Card」で日本初の実用化サービスを開始した。
: これは2種類有り、一つは現在(2008年)のSuicaやEdyなどと同様のプリペイド方式電子マネーだった。
: もうひとつは、利用日毎にクレジットカードとMember's Cardを現地窓口に提示して紐付けを行い、そのMember's Cardの利用代金を紐付けしたクレジットカードに請求する「リンク式ポストペイ(後払)方式」である。これが後にQUICPayにつながっていく。
: なお「MEGA WEB Member's Card」のサービスは2003年3月末で終了している。 2002年
イオンクレジットサービスが、大日本印刷が独自開発した接触ICクレジットカード(VISA Java規格)と、イオンタワーで扱えるFeliCa電子マネー「AEON CASH」および社員証機能の三つを一つのICチップに兼ね合わせた「非接触ICチップ付ハイブリッドICクレジットカード」の実用化試験を2002年に行った。 2003年
JCBが企業向けソリューションとして、リンク式ポストペイ方式による社内食堂利用や社員証・入館証・パソコンのログインID機能を備えたカード「Offica」を実用化した。JCBではイオンクレジットサービスによる2002年の実験を踏まえ、QUICPayの共同開発を開始した。 2004年
NTTドコモグループ が、自社おサイフケータイにQUICPayを搭載することを目論み、2004年の実用化テストなどでJCBに協力した。 QUICPayの開始
2005年
100円程度の少額決済もスピーディーに出来る点を飲料自動販売機などを用いた実用試験時からアピールしていたJCBは、iDおよび先行する電子マネーSuicaショッピングサービス|SuicaおよびEdyに対抗すべく、2005年10月にMOPPAを設立し、JCBが同年4月4日からQUICPayサービスを開始した。この年、QUICPay開発でJCBとイオンクレジットサービスに協調していたNTTドコモグループがID (クレジット決済サービス)|iD陣営に流れ、NTTドコモは同社のおサイフケータイにiDのアプリをプリインストールした。一方auは、NTTドコモに対抗してQUICPayのアプリをプリインストールさせた(※それまではプリペイド式電子マネーのEdyをプリインストール搭載していた)。 2006年
イオンクレジットサービスおよびイオングループがQUICPay陣営を離れ、iD陣営に参加した。セブン&アイ・ホールディングスが、同社の子会社であるセブン-イレブン・ジャパンが展開するコンビニエンスストアセブン-イレブンの店舗に導入するPOSレジスターに、松下電器産業製のマルチリーダーライターを搭載する事を2006年5月19日に発表した。また、JCBは、東日本旅客鉄道(JR東日本)とNTTドコモが開発した共通インフラ(共用リーダ/ライタと共通利用センター)を利用する事で合意した事を2006年9月27日に発表している。この結果、Suica及びiDに加えQUICPay(及びEdy)を1つの共用リーダ/ライタで利用する事が出来るようになる。ちなみに、イオンは2007年2月1日にこれを全国で初めて設置しているが、同社の店舗で利用する事が出来る非接触決済は同日現在iD及びSuica又は西日本旅客鉄道(JR西日本)のICOCA並びに同社のWAONのみであり、現時点ではQUICPayを利用する事は出来ない。 2007年
2008年
QUICPayに対応しているクレジットカード
次の会社・グループが発行するクレジットカード(一部を除く)がQUICPayに対応している。* JCBグループ (一部を除く)
お試しQUICPay
お試しQUICPayは、利用期間を3ヶ月、利用限度額を1万円に制限したサービスであり、JCBが2006年9月に開始した。利用するには、JCBのJCBカード(一部を除く)とおサイフケータイ(対応するキャリアは#QUICPayモバイル|QUICPayモバイルのそれに同じ)が必要である。尚、制限を超える期間・額を利用するにはQUICPayを申し込む必要がある。おサイフくんQUICPay
おサイフくんQUICPayは、#QUICPayに対応しているクレジットカード |QUICPayに対応しているクレジットカードの会員でなくてもQUICPayを利用する事が出来るサービス。イメージキャラクターは、吉田戦車による「おサイフくん」。トヨタファイナンスが2008年2月に開始した。利用するには、おサイフケータイ(対応するキャリアは#QUICPayモバイル|QUICPayモバイルのそれに同じ)が必要である。NTTドコモのDCMX#mini|DCMXminiに対抗するサービスではあるが、キャリアであるKDDI等が与信をする訳ではなく、あくまでもプラスチック・カードが発行されないTS3 JCB CARDに加入する形であるため、通常のクレジットカードと同等の審査を受ける事となる。当然、申込者の信用状況によっては入会に至らない可能性がある。JCBカードとしての16桁の会員番号を付与する事も出来るため、ネットショッピングや携帯電話等の料金支払いに使用することも出来る。JCBの会員番号を付与しないで発行する事も可能で、この場合はQUICPay専用となる。DCMXmini同様、キャッシングやローンの設定はないものの、利用極度額が10万円であったり、WEB上からの指定で分割払いや残高連動式スライドリボルビング払いに変更も出来る。そのため、三井住友カードが発行しているVISAバーチャルカードに近い。DCMXminiとは違い、3キャリア共通で利用できる。主な加盟店
MOPPAに拠れば、2008年3月末現在の端末台数は、10.7万台である。 コンビニエンスストア
総合スーパーマーケット、専門スーパー
:中京エリア各店、関東エリア(ユニー大口店)、北陸エリア(アピタ金沢店)では2008年3月21日から。
: 一般のクレジットカードとSmartplus/Visa Touchの利用は平成の大合併以前の高松市内(2005年9月以前の市域)の店舗に限られており、利用可能店舗に大きな差がある。
: 一般クレジットカード、Edy、iDも使用可能。Edy,iDは共通端末。 ドラッグストア
書店
家電・生活
自動車・輸送関連
レストラン・飲食店
旅行・娯楽
百貨店・商店街
加盟を予定している店舗
QUICPayに対応した携帯電話
NTTドコモ
FOMA
9シリーズ
7シリーズ
mova
au
W32S、W32H
W41S、W41H、W41CA
W42H
W43H|W43H/H II、W43CA、W43S、W43K
W44S
W47T
W51S、W51SA、W51K、W51H、W51CA、W51P
MEDIA SKIN|MEDIA SKIN(W52K)、W52T、W52H、W52P、W52SA、W52SH、W52S|ウォークマンケータイ W52S、W52CA
W53T、W53CA|EXILIMケータイ W53CA、W53H|Woooケータイ W53H、W53S
W54T、W54S、W54SA
INFOBAR2|INFOBAR2(W55SA)
W56T
W61CA、W61SH|AQUOSケータイ W61SH、W61H、W61S|Cyber-Shotケータイ W61S、W61K、W61P、W61T
W62S ソフトバンクモバイル
Vodafone 904T|904T
Vodafone 703SHf|703SHf
Vodafone 804SH|804SH
Vodafone 904SH|904SH、Vodafone 905SH|905SH
SoftBank 814T|814T、SoftBank 815T|815T/815T PB
SoftBank 904T|904T、SoftBank 911T|911T、SoftBank 912T|912T、SoftBank 911T|920T、SoftBank 912T|921T
SoftBank 810SH|810SH、SoftBank 811SH|811SH、SoftBank 812SH|812SH/812SHs/812SHsII、SoftBank 813SH|813SH、SoftBank 814SH|814SH、SoftBank 815SH|815SH、SoftBank 820SH|820SH、SoftBank 821SH|821SH、SoftBank 823SH|823SH
SoftBank 904SH|904SH、SoftBank 905SH|905SH、SoftBank 910SH|910SH、SoftBank 911SH|911SH、SoftBank 912SH|912SH、SoftBank 913SH|913SH/913SH G、SoftBank 920SH|920SH/920SH YK、SoftBank 921SH|921SH
SoftBank 920P|920P
※基本的にFeliCaに対応した全機種で利用できる。なおauの場合、2006年秋モデル(W43H、W43CA、W43S、W43K)以降のEZ FeliCa対応機種からQUICPay設定アプリが標準でプリインストールされている。CM
QUICPayの利点を様々なスポーツになぞらえたテレビコマーシャルメッセージ|CMがJCBより展開されている。各CMに共通するのは「No *」(*いらず)というキャッチコピー。またそれぞれのユニフォームの配色も、QUICPayのロゴの配色を模したものとなっている。; No Coin編(サッカー)
: 試合開始時に審判がコイントスを行うが、手の甲に乗せたはずのコインが消えてしまい、そこで審判はQUICPayチームの勝利を宣言する。 - 「No Coin」(QUICPayを使用することで、小銭が不要になる); No Sign編(野球)
: 打席に立ったバッターが監督のほうを見ると、なんと監督は居眠りしている。その監督にしかし打者はうなずき、見事にホームランを打つ。 - 「No Sign」(通常のクレジットカード使用時に必要なサイン(署名)が、QUICPayでは不要); No Charge編(マラソン)
: とある給水所。ランナーが殺到し混雑するが、ある女性ランナーはそんな喧騒を尻目に駆け抜けてゆく。 - 「No Charge」(プリペイド型電子マネーで必要なチャージ(事前の入金)が、QUICPayでは不要)関連項目
脚註
外部リンク
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