特集:
2008/06/09 日記
JALカード
JALカード(ジャルカード)は、株式会社ジャルカードが発行するクレジットカードである。2007年9月現在の会員数は約189万人だが、年間取扱高では業界7位。ジャルカードが発行するハウスカード(現在は新規に発行していない)と、ジャルカードと提携するクレジットカード会社が発行する提携カード(こちらが現行のJALカードである)があるが、以下特に断らない限り提携カードについて記述する。概要
JALカードは日本航空インターナショナルのJALマイレージバンク(JMB)カードの機能に加え、カードでの商品購入によってJMBマイルが獲得できる「ショッピングマイル」をはじめ、各種ボーナスマイル制度、JALホテルズ・JALUXなどでの優待など、多彩な特典が備わっているのが特徴である。JMBのマイルをより多く貯めたい者、JALグループを利用する者には有利なカードである。JALカードにはJMB機能が一体化されており、JMBのサービス(フライトマイル・マイルパートナーなどのマイル積算、特典利用、日本航空インターナショナル#IC|JAL ICサービス)もJALカードで利用が出来る。既にJMBカード・JMB提携カード・別種類のJALカードを所持している場合は、それぞれのマイル口座残高を統合・一本化することが可能である(本人名義に限る)。クレジットカードとしては、提携するクレジットカード会社の与信枠とは別に、JALカード(JALカード加盟店利用)として「JALグループでの国内航空券購入・JALカード国内加盟店」向けの限度額(10万円〜100万円程度)と、「JALグループでの国際航空券購入・ジャルパック直営店(トラベルプラザ)での海外旅行商品購入」向け(30万~200万円程度)の限度額が設定されている。この為、比較的高額利用した場合でも利用枠に多少の余裕ができる。(→クレジットカード#限度額)ショッピングマイル
JALカード最大の特徴が、この「ショッピングマイル」である。クレジットカードで支払いをすると、基本的に200円につき1マイル積算され(JALカードSuicaなど、取り扱いが異なる提携カードもある)、そのマイルはJALカードに一体化されているJMB口座へ、クレジット支払日以降(概ね口座引落し日の2日後)に積算される。JALカードの種類
JALカードの種類は次表の通り。*「※」のJALカードは、家族カードを発行する事が出来る。支払サイクル
提携JALカードでは、クレジットカードのサービスだけでなく、入会審査・与信管理・代金回収も、ジャルカードと提携カード会社がそれぞれ別個に行なっているため、カードのショッピング利用に際し、JALカードの加盟店か、提携カード加盟店(VISA/Master/JCB/Diners/VIEW)かで、カード利用代金の請求元と締日が異なり、明細の送付が別々に行われて届き、支払日が異なるため注意が必要である。ジャルカードは末日締め 翌月27日払い、VIEWカードは末日締め 翌々月4日払い、その他の提携カード各社は15日締め 翌月10日払いである。分割払い・リボルビング払い・ボーナス払いの支払い方法も利用可能であるが、ジャルカードと提携カード側の条件が異なるため、予め確認されたい。利用カード会社を見分けるためには、クレジットカード利用票などのカード会社名が「JALカード、JAL、ジャルカード」などの場合はジャルカードから、それ以外の会社名が出ている場合は提携カード会社での利用分となるので確認されたい。JALカードのグレード
:年会費、本会員:2100円/家族会員:1050円
:JALカードの中で一般的なカード;CLUB-Aカード
:年会費、本会員:10500円/家族会員:3675円
:CLUB-Aは、一般カードよりもJAL側のサービスが充実しているカードで、提携カードのサービス(グレード)はクレジットカード#一般カード|一般カードと同じ。旅行保険の保障額が強化され、JAL国際線搭乗時にエグゼクティブクラスカウンターでのチェックインが可能(パッケージツアーなどに適用されるエコノミークラス個人・団体包括旅行運賃等は対象外)。また、毎月ファーストクラスの機内誌でもある「AGORA」と、年末にJALカレンダーが送付される。;CLUB-A ゴールドカード
:年会費、本会員:16800円/家族会員:8400円
:CLUB-A提携カードのグレードがクレジットカード#ゴールドカード|ゴールドカードとなっているほか、JALカード側のサービスとして、ゴルファー保険やショッピング・セーフティー(動産保険)が付帯される。;JALダイナースカード
:年会費、本会員:23100円/家族会員:9450円
:CLUB-Aゴールドカードにダイナースクラブカードが提携。ゴールドカード以上の上級カードだが、カード表面には「CLUB-A GOLD」の表記がされている。;naviカード
:年会費、本会員:在学中無料
:日本に住む18歳以上30歳未満の学生(高校生を除く)のみが対象のクレジットカード#学生カード|学生カード。普通カードのサービスに加えて、独自のボーナスマイルなどのサービスも付加している。また22歳未満の会員はスカイメイト運賃でJAL系列の航空会社を利用する事ができる。JAL VISA/Master(DC)カード・JAL JCBカードのみ設定されている。特徴的なカード
:JALグループ各社に在職中の社員(契約社員|契約・一部の派遣社員|派遣を含む)向けのJALカード。年会費が優遇されている。;JALグローバルクラブカード(JGCカード)
:JALマイレージバンクの上級会員であるサファイア以上の資格を獲得することで送られてくる招待状でのみ加入することが出来る「JALグローバルクラブ(JGC)」会員向けに発行されるカード。会員になるためには、CLUB-A以上のJALカードを持つことが条件になり、カードフェイスにJGCのロゴが入っている。なお、JGCカードに限り、家族会員の年会費が本会員と同じ金額となる。(JGC会員の特典を付けない普通の家族会員として申し込む場合は一般の家族会員の年会費と同額。)航空関連のサービスが家族会員であっても大幅に強化される。具体的な特典等については、JALグローバルクラブの記載を参照。鉄道系提携カード
:VIEWカード|東日本旅客鉄道カード事業部との提携JALカードで、日本航空インターナショナル#IC|JAL ICサービスに加え、VIEW_Suicaカードも一体化されている。Suica機能を内蔵する関係上、エンボスレスのカードとなっている。
:JR東日本駅での乗車券類の購入、Suicaチャージなど、VIEWカード#VIEWプラス|VIEWプラス適用箇所での利用分は、ショッピングマイルではなくVIEWカード#VIEWサンクスプレゼント|VIEWサンクスポイントで積算されるため、必要であればサンクスポイントからJMBマイルへ移行する必要がある。また、10000マイルを事前に移行することにより、10000円分のサンクスチャージをビューアルッテで行うことができる。(年2回・20000マイルまで)
:2007年3月18日から、PASMOとSuicaの相互利用が可能となったため、交通関係での利便性が向上した。:2004年の発表当時、日本航空インターナショナル#IC|JAL ICサービスを利用して東京国際空港|羽田空港〜関西国際空港|関西空港間を移動して、空港アクセスを東京では東京モノレール(モノレールSuica)、大阪では関西空港線(ICOCA相互利用)をSuicaで利用すれば、東京と大阪の間を、このカード1枚だけでチケット類を全く手にせず行き来できる点が注目された。;JALカード TOP& ClubQカード
:三菱UFJニコス・東急カード・東急百貨店との提携。現行のJAL VISA/Masterカードに東急カードの「TOKYUポイント」と、東急百貨店の「TOP& ClubQポイント」機能が付加され、PASMOオートチャージにも対応する。:東急沿線利用者など、生活圏に東急百貨店や東急ストアなどの東急グループの店舗や施設がある人にとっては有利なカードである。また、東急カード|TOP&カードではないので注意が必要である。;JALカード OPクレジットカード
:小田急カード|OPクレジット(小田急電鉄)との提携カード。OPクレジットのサービスが受けられ、PASMOオートチャージにも対応する。アフィニティカード
括弧内の各企業・団体と提携した、提携JALカードである。
JALカードの付帯サービス
特約店
日本航空のインターネット航空券販売サービスサイトや、ロイヤルホスト・東京無線タクシー、新日本石油など「JAL CARD特約店」表示がある店舗では、ショッピングマイルが通常の倍の200円=2マイルで積算される。特約店はJALカード公式サイト上の「マイルNET WEB」・冊子の「マイルNET」、カード利用明細に同封の小冊子「JAL CARD NEWS」などで確認できる。ショッピングマイルプレミアム
一般加盟店200円=1マイル、特約店200円=2マイルのショッピングマイルが、さらに2倍積算となるサービス。一般加盟店では100円=1マイル、特約店100円=2マイルとなる。入会申し込みを行い、年会費に2100円を追加すると入会可能。CLUB-A ゴールドカード及びJALダイナースカードは年会費に含まれ、naviカードはデフォルト(通常で一般加盟店100円=1マイル積算)のため、入会の申し込み及び年会費の追加は不要である。家族会員がいる場合でも、本会員が入会をすれば、家族カードの利用分も適用となるが、本会員として複数のカードを持っている場合は、各カードごとに入会する必要がある。
:CLUB-A カードにショッピングマイルプレミアムを付加すると、カード年会費との合算で本会員12600円となり、CLUB-Aゴールドカードとの本会員年会費の差は4200円となる。ボーナスマイルサービス
搭乗ボーナスマイル
:JALカード新規入会後の初回搭乗時に、普通カードで1000マイル、CLUB-Aで5000マイルを積算。;搭乗毎のボーナスマイル
:マイレージ積算対象運賃で搭乗した際に、通常のフライトマイル(区間マイル)に加えて、区間マイルに対する一定の割合をボーナスマイルとして加算。
:普通/naviは+10%、CLUB-Aは+25%。;毎年初回搭乗ボーナスマイル
:マイレージ積算対象運賃での暦年の初回搭乗後に、普通/naviは1000マイル、CLUB-Aは2000マイルを積算。JALカードツアープレミアム
JALグループの割引運賃である、バーゲンフェア、悟空、包括旅行割引運賃での搭乗の際、通常は区間マイルの50%〜75%で積算されるものを、区間マイル100%との差をボーナスマイルとして加算し、実質区間マイルを100%積算するサービス。
適用には入会申し込みを行い、年間2100円(税込)の参加費用が必要がある。JALカード家族プログラム
JMB特典交換の際に、家族分のマイルを合算して利用できるサービス。(マイルの積算そのものは、各会員の口座であり、家族の統一の口座ができるわけではない)
JALカード個人本会員を「親会員」として、その下に以下の条件を満たす「子会員」を9人まで登録すると利用ができる。
登録できる子会員は、親会員と生計を同一にする配偶者または一親等の家族でJALカード個人本会員・家族会員。また、18歳未満および18歳の高校生でJMB会員。登録手数料はJALカード会員は無料。18歳未満および18歳の高校生でJMB会員は500円。その他のサービス
:JALグループの機内販売商品がクレジット決済によって10%引きとなる。;空港売店割引
:国内の空港に設置されているJALUX「BLUE SKY」と「三沢空港売店」、「コーラルウェイ」で、1000円以上の買物の場合、JALカードを提示することによって10%割引になる(雑誌などを除く)。現金やJAL IC利用クーポンなど、クレジット以外の支払方法でも割引を受けられる。;JALホテルズサービス
:ホテルによりサービスは異なるが、基本室料の割引、JMBマイルの積算、アーリーチェクイン等が主なサービス。;プロパーカード付帯の保険
:国内・海外旅行傷害保険、ゴルファー保険(CLUB-A ゴールド・JALダイナースカードのみ);提携カード付帯の保険
:提携カード側に付帯される旅行傷害保険や動産(ショッピング)保険など。付帯の有無や補償額はカードの種類により異なり、ジャルカード付帯と重複する補償がある場合は、補償額が合算または按分される。加盟する信用情報機関
信用審査を行う為に以下の信用情報機関に加盟する。
(提携各社はそれぞれ別個に加盟している。)*信用情報#株式会社シー・アイ・シー (略称「CIC」)|株式会社シー・アイ・シー(略称「CIC」)
沿革
1983年に当時の日本航空株式会社が営業本部内にクレジットカード部門を設立し、ハウスカードとして「JALカード」の発行を開始。翌1984年に現在のジャルカードを設立・分社化した。1990年になって、ジェーシービーとのダブルカード(提携カードの一種で、一枚のカードに二社分のクレジットカード機能が備わっている)「JAL-JCBカード」、翌1991年にはDCカードとのダブルカードの「JAL DC VISA/DC Masterカード」の発行が開始された(当初は年会費が異なっていたため、ハウスカードも継続)1994年春に「JALショッピングマイルプラン」サービス開始に伴いカードをリニューアル。当時の景品表示法による規制のなか、JALスカイプラス(JMBの前身)と組み合わせて、100円の買い物につき1マイル、年間3万マイルまで積算されるサービスで、2万マイルからグアム・香港などへの往復航空券と交換できるものであった。1997年からJALカード特約店制度とJMBの国内線積算サービス開始となり、サービス内容そのものは現在と同じになった。2003年に「JASカード(NICOS・ジェーシービー提携)」会員とそのマイレージをJALカードに移行した。 株式売却
2006年頃から日本航空の経営危機が大きく取り沙汰され、メインバンクへ金融支援を要請していると同時に、同社は保有資産(社有地・株式等)をいくつか売却しているが、2007年2月にT&Eサービスを強化する考えをもつトヨタファイナンスへジャルカード株式を売却する話が報道されたものの、日本航空グループが51%以上の持株保有を続ける事を条件としたため一旦立ち消えになったとされる。しかし2007年5月になり、メインバンクへ追加金融支援を要請する中でジャルカード株式の売却が浮上し、この事は5月末に報道された。
関連項目
外部リンク
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